えのきさんの痴漢日記 -9ページ目

ひげ男爵

そして一緒に飲んでいたヒゲ男爵(派遣社員)

以前すんでいたベルギーでの鹿狩りのことを語り、
貴族時代のことを思い出している様子。
足立の没落貴族。

そして亀有へ

いつも飲んでいるバー。
このバーテンダーにめろめろ。
いや、飲みすぎだからなんだけども。

年末の街は・・・

この季節のカップルたちはどれも幸せそうだ。
年越しに向けて様々な笑顔を振りまいている。
それはとても無知で、純粋な計算の上で成り立っている。

tabacco

タバコはもうショートホープしか吸っていない。
もう何年もそのまま。
この煙草は誰かを思い出させ、僕を思い出させる大事なツール。

買っちゃった!

やっちゃった!
ついに買った!!

そんな訳でこのカメラの一番の売りであるマクロ。
まだまだ、勉強が必要。

九州男児、ヨカ人たちですばい。

諸事情あって更新遅くなってます。申し訳ありません。
ってか、転職することになりました。ただ今絶賛就職活動中。
次の仕事、カミングスーン(MOTHER3みたいに延期にはさせないわよ!)

最近、様々なニュースサイトを覗いている。
様々なジャンルのニュースに目を通し、いろいろな情報が入ってくるのが改めて面白く感じる。経済から芸能、環境からお馬鹿なニュースなども。世の中で様々なことが発生している。年の瀬だしね。
そして1つ気になったニュースがあった。

女高生に「好いとっとばい」=70歳、一目ぼれでストーカー-熊本

すばらしいジジイである。
僕はこれに感動して、会社の女の子に話してみたものの、
「気持ち悪い人だ」と一蹴されてしまった。
みんな、今純愛ブームなんじゃないの?と問いたい。
今年の4月に衝撃的な出会いから様々なアプローチ。
パワフルなジジイである。
そして警察に警告された後も“愛の告白”を行ってしまった結果、御用になった。
はやりのストーカーである。

しかし、僕は思った。
これって本物の純愛ではないのだろうか。70の齢を重ねた翁が情熱を
復活させた男。その男を翻弄する少女。女の顔が見てみたい。
映画の「ロリータ」みたいな状況。
その情熱は「ニューシネマパラダイス」のトト少年にも似ている。
しかもトトは隠し撮りしてるしね。

別に「ジジイに惚れろ」とは言わない。
でも70になっても我を忘れてしまう恋愛をするジジイにをステキと思わないのだろうか?
実にピュアでキュートではないか。
これが本当の純愛なんだよ、諸兄。
韓国ドラマや、どこかの中心で叫んじゃう小説みたいに不治の病ばかりでもないし、どこかの歌舞伎役者(この人は好きなんだけどもな)みたいに死んだ人間に思いを馳せていても、それは純愛じゃない。

ウワバミだらけのお話なんて、何の実も結ぶはずがない。

檻の中のダンス -踊りたい気分もある-

突然だが、僕の部屋は3畳半である。
かつて、お坊ちゃんであった僕は家で一等上等な部屋を占拠していた。
しかし、ひょんな事情で大阪へ赴くことになり、いざ帰京してきた時に僕は愕然とした。
部屋がない。
自分の城がない。
そう、僕がかつてその世界で王様であった城は弟に奪われ、物置となっていた部屋へと追いやられてしまった。
恐るべし下克上。
そして、幽閉された3畳の部屋には本やCDが山積みにされ、ソファベッドでしか生活のできない状況に追いやられた。そして僕はこの圧迫感に苛まれる。
そう、開放されたいと望んでしまうのだ。
何もかも、重力からも、税金からも、世間体からも。

そんな愚痴を思っていたら、以前に読んだ本を思い出した。
「檻の中のダンス」鶴見済
著者は「完全自殺マニュアル」で有名になった人なのであるが、正直読んだことがない。
その彼がその後の生活で「達観」した話を書いている。
もう、ぶっ飛んでいる。
とりあえず考えることが愚になり、体は正直に何かを求める。
睡眠、セックス、ダンス。
頭はカラダの衝動を抑え、カラダは頭の作り上げるものに屈服する。
それには生産がないから。頭はとっても計算高い。
最初、これを読んだときに確かに思ったのだけども、最近どうも違う。

僕はクラブにたまに行くことがある。
もちろん、周りに合わせて「踊る」こともあるし、
「大きい音」を全身でうけることもある。
それに快楽を覚えることもあるのだけども、本当の快楽はダンスが終わって、クラブから出た瞬間。
全てから開放されて、無になる気分。
僕にとって「ダンス」という行為は抑圧になり、その後の開放をほのかに期待しているのだ。
だから、セックスよりもオナニーが好きだし、
広い部屋より狭い部屋に留まるし、
ダンスをするより、それに開放された瞬間が好きなのかもしれない。

もしかして、ドMなのかしら?

びっくりだよ!

そんな訳で月末で仕事も佳境。
先週末から謎の体調不良のせいで、4日も禁酒。
ガッデム、辛いっつーの!
んで、仕事から帰ってきてブログの閲覧者を見るとびっくり。
ついに1日50人オーバー。
すげぇことになってますね、これ。
最初は2,3(多分自分のクリック)だったのがこれだけ成長。

ところで、これだけ増えると一体どんな人が見ているのか気になる。

んな訳で、一度みんなコメントとか書いたほうがいいと思うよ?
これからも、こそこそ痴漢していきますので、みなさまよろしく。

さて、本の話でもしようかなぁ。

パルーカヴィル  馬鹿だもん、文句あるか?

仕事で夜の大半は費やされてしまう。
これに対してさして何も考えていない。
家に帰っても悪さをするばかりで、
仕事をしているのが丁度いいくらいなんだ。

そんなときに流れてくる音楽はFatboyslimの新作「 Palookaville 」
それまでのノーマン・クックを期待しているヒトには思いっきり
裏切られた感じがするのではないか。
んでも、このくらいのユルさがなんとも言えなくたまらない。
仕事で文章を打ち込んでいるときに思わず
「あーはーはーはー」なんてかったるそうに口ずさんでしまう。
仕事とアンバランスな馬鹿さ加減テイストなこの曲が
たまらなくいい。もう、夜遊ぶことなんて考えてないもの。

って思って今3曲目のタイトルを見たら
「Wonderful Night」って名前だったことは聞かないことにしておこう。

介護入門  一種のファンタジー小説として、現代版ハムレットとして。

「書評つながり」という企画をやっているので、参加。
そして、取り扱う作品は「介護入門」。
僕の出た大学の先輩にあたるモブノリオ(南部虎太のペンネームという噂も)のデビュー作品。僕自身、あの大学に通っていて芥川賞を取る作家が出るとは思わなかったけども、現実になっちゃったんだからしょうがない。時代って変わっていくものなのね。

芥川賞を受賞した瞬間に、かなり興味があり「文芸春秋」で読んでみた。
この作品を読んだ人間で介護について考えてしまった人はもいるって言うじゃなーい?
あーた、これ単なる書き殴りですから!!
残念!YO!朋輩(ニガー)
ただ、書き殴りな分だけ勢いがある小説。
家族に対する愛情をはにかみながら綴る作品。だからニガーなんか出てきてしまうのか。
とにかく「愛」を語るのは難しい。
とてもだけど正気じゃ愛なんて語れない。
そう考えればとてもかわいい作品なのかもしれない。

勢いな分だけ読み進んでしますが、この小説はファンタジー小説である。
そして、確信犯的に主人公は狂っている。それはシェイクスピアの「ハムレット」のように。
奇行なんて正気の沙汰ではできない。
だから、狂うのだ。マリファナを使って。きちがいの振りをして。
そして、目的を達成させるのだ。愛情を昇華させるのは正気の沙汰では出来ない。
ハムレットは父王に対する愛情を表現するために復讐を行う。しかし正気では出来ない。
「介護入門」の主人公は祖母からくる、家族に対する愛情のために狂う。
他の妨害を受けないために、自分の愛情を全うするために。
人は愛のために狂う。セックスの絶頂期のように、理性も何も失ってしまうのだ。まぁ、セックスの場合と比較するのは雑だけどもね。

余談だけども、僕の家族の5人のうち2人は要介護者。
彼の描く世界とはまったく違う世界が繰り広げられている。
彼らは僕らを圧迫するし、僕らは彼らを忌み嫌う。愛情はあるけども。
僕らの介護はもっと薄暗く、憎しみと後悔に満ちている。
「介護入門」のようにハッピーに持ち込む余力なんてない。
そういう意味でもこの作品は「ファンタジー」なのかもしれない。