土曜の昼 | えのきさんの痴漢日記

土曜の昼

あんまりにも天気がよく、先日購入した自転車でダラダラと散歩。

下町らしい銭湯。
幼い時分は、銭湯自体がイベントだった。
風呂桶を持って、タオルを持って。
母からフルーツ牛乳分の銭湯代を駄々をこねて手に入れて、
自転車を立ちこぎしながら、夕暮れの銭湯へ向かう。

そんなこともなくなって、大きなため息をついた。
僕はもうどこへも行けないし、どこへも行かないのだ。